超音波検査 エコー検査

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 今日は『音響窓:』の話をしたいと思います。



 子宮の中にいる赤ちゃんの発育具合などを検査する「産科領域」
 のエコーは、膀胱内に尿を溜めておこないます。



 同様に男性の前立腺も「おしっこ」を溜めた状態で検査しますよ
 ね。



 これは、膀胱に尿が溜まっていることによって、子宮や前立腺が
 しっかり観察できるからです。



 下腹部には、消化管など超音波が透過しにくい組織や、境界がは
 っきり描出されにくい臓器が多いのです。



 そんな時に「尿」があると、その後側にある臓器が鮮明に描出で
 きます。



 「嚢胞」← エコーでよく見かける病変ですね。



 嚢胞の後ろ側には「音響増強」がみられます。これは嚢胞の成分
 が周囲の組織と比べて超音波を透過しやすいために起こる現象で
 した。



 嚢胞の主成分は「尿」と同じように「水」ですね。



 水は均一で超音波を減衰させる要素が少ない。つまり、超音波が
 透過しやすいのです。



 このように、超音波が透過しやすいものを目的部位の前に描出す
 ることによって、目的部位の描出能は大きく向上します。



 このとき、目的部位の前に描出するものを「音響窓」といいます。



 じつは「音響窓」 ← 誰もが無意識に使っています。



 膀胱内の尿もそうですし、よく肝臓を通して右側の腎臓を観察し
 ますよね。



 また、胆嚢の底部にアーチファクトがかかって見づらい時にも、
 別の角度から肝臓を通して胆嚢底部を検査します。



 肝臓は比較的均一な組織ですから、「音響窓」になるのです。


 ( もちろん脂肪肝はダメですが・・・ ^^; )



 腎臓は消化管のガスがかかりやすく、長軸像では上極と下極の端
 を観察できないことって多いですよね。



 そのとき、短軸像(輪切り像)でプローブを腎臓の中央に置き、
 上下に振ると、上極と下極の端を観察することができます。



 これは、腎臓自体を「音響窓」にしているのです。



 膵臓も同じです。頭部や尾部は消化管のガスか邪魔して、描出で
 きないことがあります。


 こんなときは、膵臓自身を音響窓にするのです。


 縦走査で体部から頭部方向へ、または尾部方向へ斜めに超音波ビ
 ームを入射することによって、観察することが可能になります。



 こう考えると、意外に「音響窓」って、皆さんいつも使っている
 でしょう?


 これを「無意識」ではなく、「意識的」に使うのです。すると、
 あなたの描出能は大きく向上するでしょう!




 『音響窓』← 意識的に使ってみましょう (^^)v



 エコーの達人は、みんな意識して音響窓を使っています!





「音響窓」の条件

    ↓

 均一な組織であること=音響インピーダンス差が少ない組織
 構成です


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| echo | 超音波検査 | 23:29 | - | - |
消化管エコー

 ▽消化管超音波検査


 エコーが苦手とされているのは「骨と気体の後側」です。

 
 確かに生体内にある組織の中で、骨や気体は他の組織と桁違いの
 固有音響インピーダンス値をもっていますから、接している組織
 との境界で強烈な反射が起こります。


 ついでにいうと、気体は超音波を非常に吸収しやすいので、減衰
 も大きな部分ですね。


 なので、骨の後方や消化管、肺などはエコーの苦手とする部分と
 言われてきました。


 現に骨の後方や肺、消化管内にガスが多量に存在するケースにつ
 いては、今も苦手というより「今後も検査不可能」な部位だと思
 います。


 でも、よくみると骨や気体の表面についてはエコーで観察できた
 りします。消化管だってプローブに近い壁の状態は内部にガスが
 あっても観察することが可能ですし、多少のガスであれば構造を
 しっかりと読み取ることもできたりします。


 虫垂炎や腸閉塞、腸重積、大腸炎、憩室、腫瘍・・・


 これからは消化管エコーも避けては通れない時代がやってくるこ
 とでしょう。


 いつまでも「消化管は見えないから・・」なんて言って逃げては
 いられませんね ^^;


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エコー 上達への近道

 今年も超音波検査士の試験が終わりましたが、受験した
 皆さん、「出来具合」はいかがでしたか?



 
 ▽超音波検査が上手になるための近道はないの?



 エコーは経験だよね!


 そうそう、数をこなすのがイチバン!



 う〜ん、確かにエコーは経験がものをいう世界なのかもしれま
 せんね。


 数をこなすことで、自然といろいろなことが身についてくるの
 は確かです。


 でも、ただ漫然とやっているだけでは、時間ばかりが過ぎてい
 くだけではないでしょうか?



 ○ 本を読んで、解剖や疾患のエコー像を頭に入れる。


 ○ 患者情報をしっかり調べてから検査に臨む。


 ○ 装置の調節をしてみる。


 ○ 何か一つだけでも技術的な工夫してみる。



 常に、何かしらの目的意識をもって検査に臨むことが大切だと
 思います。



 まあ、人に教えてもらっちゃうのも一つの手ですね ^^


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超音波検査士 受ける方へ!
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 ▽「超音波の減衰」


 エコーやってる方なら誰もが経験上知っていることだと思います
 が、超音波は生体内を進むうちに減ってしまいます。


 で、これを「減衰」なんて言ったりします。


 超音波が減衰してしまうのは、超音波が伝搬する生体組織に超音波
 の行く手を邪魔するさまざまな障害が待ち受けているからですね。


 待ち受けている障害には、吸収や散乱、拡散などがありますが、
 どれもこれも超音波の振動エネルギーを弱めて(減衰させて)しま
 うものです。


 超音波の減衰には、組織が超音波を減らしてしまう程度(減衰定数
 ・減衰係数)や、超音波の周波数、そして、超音波の進む距離が大
 きく関係していて、使用する周波数が高いほど、そして進む距離が
 長いほど超音波は減っちゃいます。
 

 そこで、この減衰に対して装置ではさまざまな対策が講じられてい
 るのですが、超音波の基礎は、こんな「現象と対策」から考えてみ
 ると理解しやすいと思います。


 ってことで、減衰に対する対策を考えてみましょう!



 ▽超音波の減衰対策〜!


 エコーはできれば高周波を使いたいところ(何ででしょう^^)で
 すが、検査する領域によっては深い(=長い距離)部分まで表示す
 る必要があります。なので、その場合は仕方なく周波数を下げてい
 ます。


 セクタやコンベックスの周波数がリニアより低いのはこのためです
 よね。さらに最近(?)は周波数を数段階に切替えられる(可変)
 タイプのものが主流ですから、ぜひ活用しましょう。


 また、進む距離が長くなると超音波は減ってしまうので、深い部分
 から返ってくる反射信号が弱くなってしまいます。


 ここはSTC(TGC)で改善しているんでした。
 あ、圧迫も距離を短くしますので、減衰に効果を発揮します^^


 あとは、周波数と距離と減衰の関係の公式を憶えましょう。。。



 そうそう、もともと減衰する量よりも大きいエネルギーの超音波を
 使えばいいんじゃないの? ってことも考えられますよね。


 ところが、プローブから出す超音波のパワーを高くしてしまうと、
 こんどは安全性といった問題が絡んできます。


 ちょっと危ないんです。


 ここで、ついでに超音波の安全性について理解しておくといいかも
 ですね。超音波の生体作用やMIやTIなどといったことです。


 という感じで、「減衰」ひとつとっても、そこからいろいろと広げ
 て勉強していけると思います。また、こんな感じで進めると理解も
 しやすいと思いますよ♪




 あ、posterior cho enhancement(後方エコーの増強)なんてものも
 ありますが、超音波は減ることはあっても増えることはありません。。。


超音波検査 講習会
| echo | 超音波検査士 | 23:23 | - | - |
エコーで「よくある」??

 ▽よくある光景


 B:「はい 検査終わりです お疲れ様でした」

 B:「(おしぼりを手渡しながら) ゼリーよく拭いてね♪」

 患:「あの〜・・・」

 B:「はい? 何か?」

 患:「私、何か悪いものでもありました?」

 B:「な、何でですか?(汗;)」

 患:「いや、やたらと時間がかかってたし、同じところばかりを
    何回もずっと見てたようなので・・・」

 患:「写真もたくさん撮ってましたよね?」

 B:「い、いえ 別に・・・ (・_・;)」




 ▽よくある状況


 患:「あなた最近入ったの?」

 K:「あ、はいそうです」

 患:「私、もうかれこれ ここに12年くらいお世話になってるのよ♪」

 K:「そうなんですかぁ。。 早く良くなるといいですね」

 患:「でも、もう歳だからねぇ」

 患:「ところで、あんたいくつ?」

 K:「えっ?」 「いま・・・28ですけど (-”-;)」

 K:「ちょっとスミマセン、いま計測しますので・・」

 患:「あっそうなの ゴメンね」 

 患:「ところで、それって、今何がうつってるのかしら?」

 K:「あ〜、これ? 心臓ですよ♪」「動いてるでしょ^^」

 患:「ホントだぁ〜 でもちょっと気持ち悪いわね」

 患:「あっ! 今のっ! そ、それは、何??」

 K:「これはカラードプラっていうんです」

 K:「で、これは心臓の中を流れている血液のスピードを・・・」

 K:「すみません、ちょっと測りますからダマっててもらえますか」

 患:「あっ、ゴメン ゴメン ^^;」 

 患:「でも、そ〜いや、この検査、この間もやったかしら・・」

 患:「この間は、あんたじゃなくて、違う人だったよね?」

 K:「いや、あの、だから・・・」

 K:「おねがいだから、少しだまってて。。 ○| ̄|_ 」



 ▽よくあるかも・・


 N:「それでは 今日は、お腹のエコー検査ですね」

 N:「こちらのベッドにお腹を出して寝てもらえますか?」

 患:「・・・」 

 N:「準備できましたぁ?」

 患:「はい!」 

 N:「・・・(°口°;)!! 」

 N:「いや、そこまで出さなくてもいいんです・・」

| echo | 超音波検査 | 22:29 | - | - |
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